ベトナム政府、オンラインゲーム規制を一斉強化 -未成年犯罪との関連性を認める-

 ベトナム政府は、昨今のオンラインゲームをめぐる未成年犯罪が増加していることを受け、国内の新たなオンラインゲーム営業ライセンスの許認可を当面停止、インターネット上のオンラインゲーム関連の広告を全て削除、また国内のインターネットカフェの深夜営業(午後11時から午前6時まで)を全面禁止することを通達した。

 ベトナム国内では最近、未成年のオンラインゲーム依存症が深刻化し、ゲームのプレイ料金を求めて暴力や窃盗に走る若者が後を絶たず問題になっている。

 特に15歳の少女が隣に住む4歳の少女を絞め殺し、少女が身につけていた10ドルのイヤリングを奪ってオンラインゲームの料金を支払ったという事件は、ベトナム国民に大きなショックを与え、政府に対するオンラインゲームへの取り締まり強化を求める声が高まっていた。

 ベトナム政府はオンラインゲームの他にも、インターネット上の反政府的な記事や、暴力、公序良俗に反するコンテンツを厳しく取り締まっており、こういったインターネット規制の動きが周囲の東南アジア諸国に与える影響にも注目が集まっている。

情報ソース:Vietnam restricts online games after murder cases