インターネット回線速度世界ランキング -トップは韓国、東欧強し!日本は?-

 インターネット・ブロードバンド回線速度の測定サービスを提供している「Speedtest.net」の最新の調査結果をもとにした回線速度世界ランキングがこちらのサイトで公開されている。

 サイトでは各国の平均回線速度に加えて過去30日間の回線速度の推移がグラフで確認できるようになっており、平均速度は速いが日によって極端に遅くなることがあるといった国ごとの回線品質や安定度もわかるようになっている。

↓ランキングトップ10。162カ国の全ランキングはこちらからどうぞ。

 今回ランキングトップは韓国で、平均回線速度は32Mbps。30日間を通して常に安定した回線速度を保っているのもさすがインターネット大国といったところ。またランキング上位には、ラトビアモルドバリトアニアルーマニアといった東ヨーロッパの国々がランクインし、ソフトウェアやグラフィック開発のオフショア地域として注目されはじめているこの地域のポテンシャルをあらためて証明する結果となった。

 日本は今回9位にランクイン。平均速度は16.84Mbpsで回線速度も比較的安定しておりまずまずの結果といえよう。その他の注目地域としては政府の肝入りで国内での光回線の敷設が進むガーナが平均速度5.97Mbpsで48位にランクインするなどアフリカ勢の健闘が光る。

 ちなみに今回計測した162カ国の平均は7.71Mbpsで、地域別ではEUの10.5MpbsがG8諸国平均を上回るなど他地域を大きく引き離してトップとなっている。ヨーロッパ地域は北欧・東欧を中心に国家によるインターネット回線の整備が精力的に行われていることから、今後その差はますます大きくなることが予想される。

情報ソース:Speedtest Global Index – Monthly comparisons of internet speeds from around the world