ルービックキューブの全解析が終了 -神の数字は20手-

 1面3x3の色つきのパネルを回転させながら6面の全ての色を揃えるパズル「ルービックキューブ」について、このたびアメリカ・ケント州立大学のMorley Davidson助教授、Google研究員のJohn Dethridge氏らが中心となって結成した研究グループが全パターン(約4325京※通り)の全解析を終了、どの局面からでも最大20手で完成できることを突き止めた。

※43,252,003,274,489,856,000通り。1京は1兆の1000倍

 解析は1プロセスが20秒で終了する特製のプログラムを用いて行われ、Google社の協力により、Intel製の2.8GHzクアッドコアCPUを単体で用いた場合に11億秒(約35年)の稼働時間を要するという膨大な計算をわずか数週間で完了させたとのこと。

 近年のCPUの性能向上にともなって、チェスの先手・後手有利解析や、テトリスの全消し解析など、先人の考え出したパズルゲームの様々な謎が解き明かされてきているが、今後どのような謎が解明されるのか楽しみでもあり、ちょっとさみしいような気もする。

情報ソース:God's Number is 20