最近のNYダウ続落の原因はGoogleパックマンだった!かも? -ユーザーの総プレイ時間は482万時間以上-

 ナムコの人気ゲーム「パックマン」の誕生30周年を記念して Googleのトップページのロゴがパックマンが遊べるようになっていたことは皆さんもご存知かと思いますが、このロゴが世界のビジネスの生産性にどれほど影響を与えたかという面白い調査が行われました。

 調査を行ったのは、インターネットユーザーのネット利用動向を調査している米・RescueTime社。同社によると、インターネットユーザーが普段Googleを利用する時間は1日のうち4分半、ページ閲覧数は平均22ページだそうで、つまり1ページあたり11秒滞在していることになります。(これが長いか短いかは今度Google検索を使ったときに11秒待ってみてください)

 そして今回の調査で、パックマンロゴが公開された5月21日(金)にGoogle.comの滞在時間が平均で36秒も増加していたことがわかりました。

↓検索ボタンの隣にある「InsertCoin」に気づいた人は少なかったのでは?ちなみに筆者は2面クリアがやっとでした。

 また、Webサイトのトラフィックを調べているWolframAlpha社のデータでは、5月23日(日)のGoogleへのユニークビジターは約5億人(504,703,000)だったことがわかります。これにRescueTimeの統計データを組み合わせて計算すると以下のような結果が出てきます。

・ユーザーのGoogleパックマン総プレイ時間は481万9352時間

・ユーザーの平均時給が25ドル(2500円)とすると、1億2048万3800ドル(約120億円)の損失

・このお金を使えば経営者を含めたGoogle社員1万9835名全員を6週間雇用することができ、瞬時に世界最強のビジネス部隊を作ることができる

 いかがでしたでしょうか?逆に言えば今回それくらいの規模の広告効果があったということで、仮にGoogleのトップページに広告バナー貼るとなると・・・出稿できるのはGoogleだけになるかもしれませんね。

情報ソース:The Tragic Cost of Google Pac-Man - 4.82 million hours - RescueTime Blog