Apple 2010年第2四半期(2010/Q2)業績速報 -iPhone絶好調、地域別ではアジアが大躍進-

アメリカ・Apple(アップル)社は、2010年第2四半期(2010/Q2)の業績を発表した。

アップル製品全体の売上高は135億ドル、インターネットからの売上高は30.7億ドルで、ホリデーシーズンを含まない期間としては過去最高となった。

特に、スマートフォンiPhoneは、売上高・出荷数ともに前年比100%以上の伸びを見せ、全体の業績を大きく牽引する結果となった。iPhoneは現在、全世界88ヵ国、151の通信キャリアで展開されている。また地域別では、日本を含まないアジア地域の伸びが目立った。

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製品別売上高:単位=ドル(前年比)

デスクトップ : 15.3億 (+45%)
ポータブル : 22.3億 (+17%)
iPod : 18.6億 (+12%)
音楽 : 13.3億 (+27%)
iPhone : 55億 (+124%)
周辺機器 : 4.7億 (+32%)
ソフトウェア・サービス : 6.3億 (+1%)

製品別出荷数:(前年比)

デスクトップ : 115万台 (+40%)
ポータブル : 180万台 (+28%)
iPod : 1090万台 (-1%)
iPhone : 875万台 (+131%)

地域別売上高:単位=ドル(前年比)

アメリカ : 50億 (+26%)
ヨーロッパ : 40.5億 (+63%)
日本 : 8.8億 (+51%)
アジア : 18.9億 (+184%)
直営店 : 17億 (+22%)

地域別出荷数:(前年比)

アメリカ : 97.1万台 (+20%)
ヨーロッパ : 89.9万台 (+37%)
日本 : 12.9万台 (+18%)
アジア : 33.8万台 (+67%)
直営店 : 60.6万台 (+38%)

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直営店としては、アップルは今期新たに3店舗をオープンし、合計286店舗となった。直営店1店舗あたりの平均売上高は590万ドル(+8%)、全店舗の合計来客数は4700万人(+20%)。アップルでは今年中に、さらに40〜50店舗の新直営店をオープンする予定。

さて、来期の2010/Q3は、いよいよ iPad の売上が計上される。アメリカ国内での注文が殺到し、国外地域での発売が遅れるなど、かなり好調な滑り出しを見せているこのタブレットバイスが、来期の業績にどのような影響を与えるのか注目したい。

情報ソース:
Apple Q2 2010 by the numbers: Best non-holiday quarter ever