イギリス政府、ゲーム産業発展のための減税政策を発表

Gamasutra - UK Government Promises Tax Breaks For Games After 'Cultural Test'

イギリス政府は24日、2010年の国家予算案にビデオゲームの減税政策を盛り込むこと発表した。
イギリスのTIGAなどのゲーム事業者団体の長年のロビー活動がようやく実ったかたちだ。

イギリスの文化・メディア・スポーツ省はこれから数ヶ月間かけて、財務省(HM Treasury)、ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)、ゲーム事業者団体などとともに、減税案の具体的な方針をまとめる予定で、現在未決定の部分についても既に映画産業向けに実施している減税案に準じて策定していくとのこと。
なお本減税の対象となるには、事前に国家による審査(Cultural Test)を受ける必要があるが、審査の具体的なガイドラインなどはまだ発表されていない。

政府筋の話によると、イギリスのゲーム産業が近年著しい成長を見せておりコンテンツの海外への輸出額も増えていることから、有能なゲームクリエイターをイギリス国内に引き続き留まらせる意味でも、今回の減税政策の追加を決定したとのこと。

今回の発表は、イギリス政府のゲーム業界に対する支援を熱心に訴え続けていたTIGAにとっては大変喜ばしいニュースとなり、「政府は、正しい時期に正しい方法で、正しい産業への支援を決定した」と、政府の決定を評価した。またTIGAでは、引き続き野党に対して本案の支援を求めていく考えを明らかにした。

参考ブログ:
ネットは1日10時間 : イギリスのゲーム業界は政府の援助を求めているらしい