教室で大量殺人をほのめかした容疑で逮捕された教師が無罪に -今日は500人ぶっ殺してやる!-

 アメリカ・テネシー州の学校内で大量殺人をほのめかす発言をしたとして逮捕された数学教師が、その後の調べで無罪とわかり釈放さていたことがわかりました。

 今回釈放されたのは、テネシー州ノックス郡の学校で数学の教師として教鞭をとっていたデービスさん(29)です。調べによると事件があった2009年5月のある日、ある生徒がデービスさんが席をはずしている間に黒板のチョークを隠すといういたずらが原因でデービスさんは非常にイライラいたとのこと。

 実はこの生徒は、デービスさんと日ごろからオンラインゲームを一緒にプレイしていたとこのことで、放課後に生徒がチョークを返しながら「先生、今晩はゲームにログインする?」と聞いたところ、デービスさんが「今日は(ゲームで)500人ぶっ殺してやる!」と発言し、それを傍らで聞いていた他の生徒が勘違いして校長に通報、警察がかけつける騒ぎとなったとのことです。

↓それにしても先生と生徒がオンラインゲームで一緒に遊んでるなんていったい誰が思いつくでしょうか?

 確かに何の脈略も無く突然、「今日は500人ぶっ殺してやる!」なんて声が聞こえてきたら誰もが殺人予告だと思うでしょうし、事情を知らない生徒や学校側が勘違いしてしまったのも十分うなずける話ですが、一方では事情を良く確認しないまま逮捕してしまった警察に対してやりすぎとの声もあがっているようです。

 ちなにデービスさんはこの事件後に職を失い現在も求職中とのこと。筆者も以前、駅の構内でコワモテのお兄さんが携帯電話で「いいからさっさとやれよ!あとでウチの連中に顔出させるから!」と叫んでいるのを耳に挟んで、電車の中であれこれとイケナイことを想像してどきどきしたことがあるのですが、公共の場での発言には注意したいものです。

情報ソース:Former Knox teacher acquitted