南米のチリで、インターネット利用の自由を保障する法案が可決

 通信内容の検閲や、動画・コミュニティサイトへのアクセス制限など、中東・アジア地域の一部の国々でインターネットの規制強化の動きが強まる中で、国内のISPは国民のネット利用をいかなる手段でも規制してはならないという法案が、南米のチリで開かれた国会で100対0(棄権1)の賛成多数で可決したそうです。

 この法案では「国内のISP(インターネットサービスプロバイダ)は、国民がインターネットを利用する、データを送受信する、その他、コンテンツ、アプリケーション、合法なサービスを利用する、またインターネット上で活動する上において、いかなる干渉、妨害、遮断、制限も加えてはならない」としており、国民のインターネット利用の自由を国が法律として保障するのは世界でも初の試みとなります。

情報ソース:Chile First To Approve Net Neutrality Law - Slashdot