白人が中国のビジネスシーンで引っ張りだこ -白人のレンタルサービスが登場-

 経済発展著しい中国のビジネスシーンで、白人の「顔」を貸し出すサービスが登場し話題になっています。

 "White Guy Window Dressing"や"Face Job"と呼ばれるこのサービスは、英語を母国語とする白人にゴージャスなドレスやビジネススーツを着せ、自分の部下や会社の重役として重要なビジネス会議やパーティに参加させることで、白人コンプレックスの強い中国のローカル系企業との取引や交渉を有利に進めようというもので、北京や上海などの大都市の企業を中心に人気を集めているそうです。

↓ぶっちゃけ企業の業務内容とか実績なんかはどうでもいいんです!白人さえ隣にいてくれれば。

 実際に時給30ユーロでこのサービスを提供したことのあるイギリス人女性 Vicky Mohieddeen さんは、山東省で開かれた石油関係者や政府高官が集まるパーティで、イギリス石油業界の有力者として紹介され、スコットランド訛りの英語で産油国としてのイギリスを中国人にアピールするように求められたとのこと。また、アメリカ人俳優の Jonathan Zatkin さんは、イタリアの宝石商の副社長に扮し、中国の政府関係者に対して取引先の中国企業のすばらしさを存分にアピールするよう依頼されたことがあるとのことです。

 他にも中国系のある企業では、重要な顧客が会社見学に来る日にあわせて大量の白人エキストラを雇い、外から見える窓側の机に白人たちを座らせて、インターナショナルな企業であることをアピールすることもあるそうで、「面子」を大切にする中国ならではのサービスと言えそうです。

情報ソース:Chinese companies 'rent' white foreigners | Daily Mail Online