ツール・ド・フランス、HTC選手のマシンにアンドロイド携帯を装備 -Google Maps API-
いよいよ本日からはじまった、自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」。
この大会において、グーグルが、スマートフォンメーカーのHTC率いる「チーム・HTC - コロンビア」と、自転車用パワーメーター製造大手のドイツ・SRMの協力のもと、コース上の各選手の位置情報や、スピード、心拍数、ケイデンス(ペダル回転数)などの情報を、報道関係者やアプリケーション開発者、ブロガーなどが自由に使えるGoogle Maps APIとして提供している。
チーム・HTCの各選手は、レース中にアンドロイド搭載のHTCのスマートフォンを携帯し、MyTrackというアプリを通じて選手の状態をワイヤレスでGoogleのサーバーに自動で送信するという仕組みになっている。
山岳ステージでプロの選手が一体どれくらいの心拍数で急勾配の坂をのぼっているのか、平坦ステージのゴール前スプリントではいったいどれくらいのスピードが出ているのか、あるいはチームワークが要求されるレース運びにおいて、どの選手がどのように体力を温存しているのかなどが数字として読み取れるわけで、このAPIを活用することで、レース中の選手をより身近に感じることができそうだ。
また、HTCにとっても、自社のスマートフォンHTC Desireを世界にアピールする絶好の機会といえよう。