World of Warcraft リアルID制の提供を開始

 World of Warcraft(ワールド オブ ウォークラフト)、Diablo(ディアブロ)、StarCraft(スタークラフト)などの人気ゲームの開発・運営を行っている北米 ブリザード・エンターテインメント社は、自身のゲームポータルであるBattle.netにてリアルID(RealID)制の提供を開始することを発表した。

 今回のリアルID制では、自分のIDに本名を登録した上で、フレンドリストに友人の本名で登録することで、友人のプレイしているゲームやそのキャラクター情報が得られるというもの。今までは友人からゲームごとのキャラクター名を聞きだしてフレンド登録する必要があったが、今後は友人の名前を登録しておくだけで、自動的に友人が新しいゲームを始めた時にもそのキャラクターがフレンドリストにはいってくるというわけだ。

 例えば、自分がWoWをプレイしている時に、Battle.netを通じてStarCraftIIをプレイしているリアルの友人にチャットを送ったり、友人が持っている他のゲームのキャラクターメールを送ったりすることができる。

 ブリザード側では今回のリアルID制をプレイヤーが利用するかどうかはあくまで任意であるとしているが、将来的には未成年の子供のゲームプレイを管理するために親が利用したり、ゲーム内通貨を現実の通貨で不正に販売するRMT業者をゲームから排除するために機能の拡張が行われたりするかもしれない。

 本制度は World of Warcraft のパッチ3.3.5を皮切りに、Battle.netのタイトルに順次導入されていくとのこと。

Battle.net Real ID : http://us.battle.net/realid/index.html