GTAをプレイする4歳児が登場 -教育関係者も腰を抜かす-

 ゲーム内に再現された架空の現代都市を舞台に、車を盗んで街中を走り回ったり、麻薬を密売したり、抗争中のマフィアのアジトに放火したりと、犯罪・殺人を中心にした自由度の高いゲームプレイが楽しめる「『グランド・セフト・オートGrand Theft Auto)』(通称:GTA)シリーズ。

 Matthew Oronaさんの4歳になる息子(Matthew.Jr君)は、ゲームマニアの父親の家に生まれただけあって生まれたときからゲーム機に囲まれた生活を送っており、4歳になったある日GTAをプレイする父親を見て「僕にもできるかな?」と尋ねたそうだ。4歳の息子がいったいどのようにこの過激なゲームをプレイするのか興味を抱いたMatthewさんは、ちょっとした実験気分でJr君にコントローラーを握らせてみた。

 最初にMatthewさんが息子に向かわせたのは、赤信号待ちで並んでいる車の列。「緑のアイコンが出ている車は乗れるよ(カージャックできるよ)」とアドバイスしたが、Jr君は父親を見つめながら「中に人が乗ってるよ・・・」と困惑気味。結局誰も乗っていない車に乗り込んで勢い良くアクセルを吹かすと、今度は勢い余って沿道を歩いていた婦人を轢いてしまった。

 突然信じられないほど狼狽し、画面の中の婦人に向かってひたすら謝り続けるJr君。

 「これはゲームだから大丈夫だよ」となぐさめる父親のおかげでなんとか気を取り直した彼は、続いて救急車で病人を病院まで運ぶミッションにチャレンジ。4歳児とは思えない見事なハンドル捌きで渋滞の街を颯爽と駆け抜けながら病人を運び、おそらく世の中の全ての4歳児にとってたまらなくカッコイイ存在である消防車が通り過ぎても、目もくれずに病人を助けるという自分の使命を果たしたそうだ。

 Matthew さんの話では幸い息子のゲームプレイ中に、殺人や麻薬取引など子供にとって不適切な事件は発生しなかったそうだが、世界で一番危険な街サンアンドレアスでこのようなほほえましいストーリが展開されたというのはある意味軌跡に近いと言えよう。

情報ソース:[ http://www.bitmob.com/articles/my-four-year-old-son-plays-grand-theft-auto]