ロード・ルナーの誕生?リチャード・ギャリオット氏が月の土地所有を宣言

Topic: Gaming articles on Engadget

RPG の金字塔であるウルティマシリーズの生みの親であり、ロシア・ソユーズ宇宙船にて国際宇宙ステーションに滞在したこともでも知られるゲームクリエイターリチャード・ギャリオット氏が、このたび個人として世界初となる月の土地所有者となることを宣言した。
氏は以前に、ロシアが月面に残した小型探査機の所有権をオークションで落札しており、この権利を根拠に探査機の位置する場所も自分に帰属すると主張している。

この半分冗談ともとれる宣言に対して、アメリカ・航空宇宙リモートセンシング局のディレクターであるJoanne Irene Gabrynowicz氏は、「ロシアは旧ソ連時代も含めて国連宇宙条約の批准国であり、条約では小型探査機などの設置による月面の所有を認めていない。したがって旧ソ連・ロシアの探査機が残されている月面の所有権も誰の者でもない」とのコメントを発表している。

まあ、リチャード・ギャリオット氏としては宇宙空間に自分の所有物が存在しているということだけでも十分に夢のある話なわけで、単にそれを楽しみたいだけなのではないかと思うが、ひょっとしたら将来のゲームアイデアのための何かの布石なのかもしれない。
今後の氏の宇宙での活躍?に期待したいところだ。