暴力ゲーム悪影響論に世論誘導疑惑!? -毎年決まった月にマスコミが一斉に報道していた-

 FPSやバイオレンスアクション、格闘ゲームなどの暴力系ゲームをプレイする人は他の人に比べて暴力的な性格になりやすく、暴力事件や凶悪犯罪を犯しやすいという「暴力ゲーム悪影響論」。

 無差別殺人事件や暴力事件が発生するたびにテレビニュースなどがこぞって犯人の生い立ちを調べあげ、関係のないゲームの映像を「参考資料」として背景に映し出して紹介するなど、なにかと暴力事件とゲームを結び付けたがる傾向にあるマスコミですが、社会データ分析研究家のDavid McCandless さんの調べで、マスコミによる暴力ゲームの報道にひとつの大きな特徴があることがわかりました。

 それは、毎年4月と11月になるとマスコミがこぞって暴力ゲームを取り上げるという顕著なパターンで、前者はコロンバイン高校銃乱射事件(1999年)やバージニア工科大学銃乱射事件(2007年)などの凄惨な事件が発生している月でありそれを振り返る特集番組が組まれやすいためで、後者は12月のクリスマス商戦を見込んで暴力ゲームも含めて多くの新タイトルがリリースされるためと見られています。

 果たして今年の11月には暴力ゲームがどのようなかたちでマスコミに取り上げられるのでしょうか、テレビの報道に注目です。

David McCandlessさん : David McCandless | Speaker | TED

情報ソース : http://kotaku.com/5626455/the-hidden-pattern-of-video-game-scare-stories